私のお気に入りのページ
さて。ここでは私のお気に入りの作家、本、イギ
リスでの生活の様子、その他雑多な亊を只集めてオモチャ箱の様にしたいと思
います。お暇のある方はどうぞ読んで行って下さい。
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作家
- 長野 まゆみ
作家。今年でデビューから丁度10年になるそうです。
私が 長野さんの本と出逢ったのは未だ大学の一回生だった頃。正直貧乏だっ
た当時の私にとって、本に千円も費すなんて贅沢だったのですが、デビュー作
「少 年アリス」のレトロ調の緑の表紙をどうしても忘れられず、何度も足を
運んだ末、遂に手に入れたのが始まり。これが又、読んでみて文章の美しさ
に参っ てしまいました。長野さんの文体は独特。特に色遣いとか、漢字の使
い方は他に無い世界を創り上げていて、心を魅かれます。外国語学科で 西洋
かぶ れていた私も日本語の美しさに改めて気付き、以来自分が文章を書く際
にも言葉の遺い方に注意を払う様になりました。本離れとか、漢字の能 力が
低下し つつあるとか云われていますが、ちゃんと日本語の美しさを保ってい
る場所はあるのです。
- 稲垣 足穂
続いて知る人ぞ知る彼。一体どういう人なのか。図書館へ
行けば分厚い足穂全集を見付けられますが、かと云ってさ程皆に親しまれてい
る訳でも無い。むしろ、周囲の人の中ではその名前を知っている方が珍しい位
です。でも、「一千一秒物語」を読んだ亊のある人なら、余り沢山の人に知ら
れたく無い、お気に入りとしてそっと一人占めしたいと思う気持を分かって貰
えるかも知れません。
- クラフトエヴィング商會
作家、アーティスト。私はこのユニットを形成するお二方の作品展示
会に行った亊があるのですが、あの世界に囲まれてしまうと、もう今が何時だ
か何処だかと云う所で、余計な亊は一切考えずに、只純粋に楽しんで受け入れ
るのが一番だと思います。残念ながら作品展示会は逃したと云う人も、全く同
じ作品が写真付きで本になって出版されているので、一度図書館で探されては
如何がでしょうか。
- その他の作家
他にも梶井基次郎とか、宮澤賢治とか、日本の作家の作
品は素晴しいと最近特に感じています。私が読む本の幅なんて本当に狭い物で
すが、それでもその中からこうして自主的に読んで楽しいと思う物が見付かる
のですから、きっと世の中の本を全部読んだら思考回路がショートする位影響
を受けてしまう亊でしょう。ああ、読書は恐い物だったのですね。-- いや、
違う、私が云いたいのは、読書を楽しみましょうと云う亊です。
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私の見た英国記
- イントロ
そもそも私が初めてイギリスに来たのは1998年の4月。
桜の咲く名古屋を後に降り立ったヒースローは凍える様な風の中。そこからバ
スで2時間半位のここ、コヴェントリーは小じんまりとした、ちょっと退屈だ
けど過ごしやすい町。ロンドンみたいに凄く刺激的な生活は望め無いけど、
部屋の外には何時も白鳥やら栗鼠やらが人間の忙しい生活も我関せずと云った
顔で歩き廻っている。でも、先ず「自然の美しさ」なんて、今更ここで書かな
くても周知の事実。細かい亊は飛ばしてしまおう。
- 建築物
さて。イギリスの建物の中で私の一番お気に入りは、チューダー
様式の古い家々や宮殿。あの小さな煉瓦はハンプトンコートでもたっぷり見ら
れますが、文学好きな人にオススメなのは、イングランド何部の(East Sussex
か Kent かのどっちかに入ると思いますが、)Sissinghurst Castle Garden。こ
こでは Virginia Woolf の友人、Vita Sackville-West がプライベートな書斎と
して使ってたチューダー様式の小さな塔の内部を螺旋階段で登って見る亊が出
来る。壁にかかったエスニックな民俗衣裳の絵の額縁や碧い硝子の小瓶等の小
道具から、彼女のセンスが伺える。書斎そのものはまさに聖域といった赴き。
屋敷の裏に広がる庭は、国家の薔薇は勿論、テーマ毎に手入れの行き届いた花々
を楽しめる。隣接した展示物の中には、当時の古い巨大なガラクタの様な印刷
機等も有り。見学を終えた後は、近くでパブを探してケントビールを屋外で飲
むのがオツ。お酒が苦手ならシャンディかハーフパイントにしておけば大丈夫。
私の居るコヴェントリーから近いストラトフォード アポン エイヴォンは、
シェークスピアの生誕の地として有名。古い街並や庭園を楽しむだけでも充分
行ったカイがあるが、折角ならシェークスピアの生家を見て欲しい。その前に
映画、「シェークスピア イン ラヴ」を見ておくと、この偉大な作家への愛着
が少し深まる筈。(日本で上映されたかどうかは未確認)斜めで今にも壊れそ
うな、正直こんなボロ屋? と云う様な家ですが、想像力さえあれば、当時を
充分体験可。
ロンドンの数ある観光地の中で私が一番気に入りなのは、セ
ントポール大聖堂。天才クリストファー レンのファンなら勿論、キリスト教
徒の方々で無くてもあの規模には圧倒されてしまう。子供じみてはいるが、私
は個人的にあの「囁きの回廊」が好きだ。あれだけの大きさの円天井の内側に
張り巡らされた回廊の真反対に友達を残し、そこから囁いて貰う。本当に壁か
ら聲が聞こえると云う事実もさる亊ながら、ここを訪れる人が皆そろって子供
の様に同じ亊を始めるのは何だか滑稽。レンのしたり顔が見える様である。
- イギリスの食
何を食べても、日本食を愛する人には文句がある筈だけ
ど、特にフィッシュ アンド チップス に飽きてしまった人に、少し減り張り
のあるピリッとした物を。ちょっと歩いていれば、その内に「KEBAB」と書か
れた看板を見付ける筈。中に居る無愛想な店員さんを恐れず、シッタカ顔で入っ
て、ドナーケバブを注文しましょう。辛いのが苦手な人にはお勧め出来ません
が、そうでなければ「サラダは?」 「チリペパーは?」と色々聞かれても、
兎に角全部入れて貰う。どうせ嫌いなら残せばいい。ラムの匂いが好きじゃな
ければチキンドナーにすればOK。何かって、薄いパンみないなのに、ロースト
してあるラムやチキンと玉葱やレタスの刻んだサラダをはさんで、チリソース
で食べるエスニックファーストフード。中で食べられる様になってるお店は多
くないけど、歩きながらか公園に行って座って食べれば良い。上品に食べられ
ないのが難点だけど、辛さの御陰で、食欲が余り無くても入る。イギリス人は
パブで飲んで気持ち良くなった後に、はしごする様にケバブショップに吸い込
まれて行って、チップスとかケバブを食べる。日本で云えば、居酒屋の後のラー
メンって所。3ポンド位で食べられる筈。
イギリスで日本と違う地位にあ
るのがイタリア料理。安いフランチャイズのパスタレストランはともかく、ま
ともにレストランに行くと、日本でブームにのって増えたイタリアンレストラ
ンに比べ、、そのフォーマルさにたじろぐ。ちょっとカルボナーラが食べたく
て、なんてつもりで入ると、しっかりエスコートされて、スターターからフル
コースで食べる羽目に遭うかも。でも、サラダとパスタを頼んで、ハウスワイ
ンでも皆でシェアして注文すれば何とかクリアできるし、冷蔵庫に並んでるデ
ザートを見ると、カプチーノとケーキの誘惑に負けるのも仕方無い。イギリス
のケーキがあんまり美味しくない(アイシングで覆われてるとか、重過ぎると
か)と云う人は、お茶はイタリアンレストランでしましょう。お茶だけでも良
い?って聞けば、笑って案内してくれます。
散々他の国の料理ばっかり書
いて、イギリスの料理が後回しですが、美味しい物も沢山ある。ソーセージは
種類も多いし、炒めた玉葱の入ってるグレイヴィーソースをかけたリンカシャー
ソーセージにマッシュポテトが添えてあると、イギリスの一般家庭の御飯を食
べてるようで、細やかな幸せ。ハギスは好き嫌いがあるだろうけど、一時間位
かけてボイルしたハギスにスウィードって野菜をゆでて添えるとなかなか。グ
リルしたポークに甘いアップルソースって云う組み合わせは、最初受け入れら
れなかったけど、秋に部屋の裏に生えてる林檎の樹から落ちたばっかりの綺麗
な所を拾ってきて煮込んで自家製のソースを作れば、美味しい気がするから不
思議なもの。春は蕁麻を摘んできて、(摘む作業は命がけ。あのトケに剌され
ると数時間は狂った様にヒリヒリする。本当に、あんな物が良く食べられるも
んだ。)それを煮込んでシチューにする。未だ葉っぱが若くて柔かいうちにたっ
ぷり摘んで冷凍庫で保存。夏の終わりはクランベリーを摘んできて、クランベ
リークランブルっていうタルトみたいなのを焼いて友達をお茶に招待。冬はク
リスマスの御馳走に尽きる。トライフルとクリスマスプディングでしめくくり。
こう考えると、イギリスの料理は、家で食べた方が、レストランで油っぽい物
漬けになるよりも楽しめるみたいです。
- エスニックイングランド
勿論観光でイギリスに来る方々には、こんな
所迄廻ってる時間は無いと云う所でしょうが、どうせ日本食が恋しくなってロ
ンドンの真中で中華街に足を運ぶなら、ちょっとイギリスのエスニックな部分
に目を向けてみて下さい。インド料理、マレーシアレストラン、ギリシャの
ファーストフードショップ、などなど、各国の食べ物が手に入る。東京と同じ
で、何でもあるのは自然と云えばそれ迄ですが、ホンコンチャイニーズとイン
ド人の場合は、歴史的な背景があっての普及だけに、興味深い。中華は未だ馴
染みがあるけれど、インディアンタウンは全く違う雰囲気で面白い。数えきれ
ない程の種類のスパイスが安価で手に入る他、ラッキーなら、御菓子を売って
いるお店の中でお茶が飲めたら、インドの音楽を聞きながら別世界を体験。サ
モサは、スーパーで売ってるベチョっとしたのと違って、ソースを添えてお皿
で出してくれると温たかくて美味。インドのポピュラーソングのテープとか、
ビンディ、サリーにバングル迄、ありとあらゆる生活用品が置いてあるし、ヘ
ンナタトューのお店もある。どこかで読んだけど、インドの女性は世界で一番
美しいって、納得する様な綺麗な瞳の人達がいっぱい。観光で行く所ではあ
りませんが、こういう所もイギリスには沢山あるんです。
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暇をみては随時追加中。
でも色々してる合間を縫っての作業。ナカナカ進まない...。
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